今日はちょっと失敗です。

息子のこと

このブログで合言葉のように「子どものことは子どもが決める」と言っている私。自分でも、「それは結構できているよね。」って思っていたのに…。

今日はちょっとやってしまいました(^^;

はぁ~、やっちゃった…。

息子の元気の素、ギター

全日制高校から通信制高校に転学した息子、心はまだ少し不安定。それでも、少しずつ元気を取り戻しつつあります。

そんな彼に元気をくれた大きな存在がギター。

新しいギターを手にした日には、まだ心の状態はあまりいいとは言えませんでした。それでもギターを手に満面の笑み。本当に嬉しそうにギターのことを話していました。すぐに飽きてしまうんじゃないかという親の予想を大きく裏切り、今もほぼ毎日息子の部屋からはギターの音が聞こえてきます。

「今日はこんなコードが引けるようになった!」、「今日は新しい曲に挑戦した!」とたくさんの「嬉しい」をギターに経験させてもらったようです。

そして、その嬉しいが息子の心を強くしてくれたように思います。

「ギターと共に元気になってきた。」私はそんなふうに感じています。

息子を元気にしてくれてありがとうね、ギターさん。

息子、新しいギターを購入

少しずつ弾けるようになってくると、新しいものが欲しくなることって多いですよね。

息子もそのようで、このお正月に新しい一本購入しました。そのお値段は高校生にしてはかなり奮発!私でも(イヤ、私だからかなぁ)長い時間迷って買うか、買わないかの金額でした。

私は内心「高すぎない??」と思っていました。それでも、反対はしませんでした。息子が小さな頃から貯めてきたおこづかいやお年玉で買える金額、そして、貯めてきたのは息子ですから。

たぶん、息子がこれまですごしてきて、自分のお金で買ったものとしては一番高額なものだろうな、と思います。ですから、ギターを手にした時の息子と言ったら!!今にも頬ずりしそうな勢い!「宝物を手に入れたー!!」そんな感じに見えました。(帰り道は「嬉しい、あ~嬉しい!」しか言っていなかったような…)

またですか??

そんなふうに喜んでいた息子、また少し心が強くなったようです。「オレ、春休みにギターと一緒に旅をしようかな。」って言い始めました。

これまで一人で外に出かけるのでさえ難しかった息子のことを思うと、すごい進歩!!ほんとにギターと出会えて良かったね。

ギターと旅に出るならそれなりにしっかりとしたハードケースが必要。それを見に行きたいと言うので行きつけの楽器屋さんまで付き添いました。息子がギターを見ている間、私は別行動。だって一緒にいるとあれやこれやと言いたくなりますから。そうならないための防止策です。

「そんなに長くかからないから。」と言った息子ですがなかなか待ち合わせ場所にやって来ない。いつものお店だし、顔なじみの店員さんもいるから、きっと話が盛り上がっているのだろうな。いいこと、いいこと。と気長に待っていました。

しばらく待った後、待ち合わせ場所にやってきた息子。案の定、嬉しさが顔じゅうにあふれかえっています。

「あ~!!楽しかった!いっぱい話してきたわ!!」って(うん、よかったよかった!)

「オレが将来欲しいと思っているメーカーのギターも触らせてもらってん!!いや~すごかったわ!」(ほう、それはよかったね。)

「いい音やった~!!あ~、欲しい!!思い切って近いうちに買おうかな~。」(エッ!?)

子どものことはできるだけ子どもに決めさせる。

私は「この間新しいギターを買ったところだよね。」という言葉をかなり強引にゴクリと呑み込んで「そう、自分で考えて、好きにしたらいいよ。自分のお金やしね。」と返事しました。

息子のお金ですものね。確かにいいお値段。でも、息子の貯金の全部がなくなるわけではなく、まだ、けっこう残ります。

借金してまで買うというなら止めますが、たとえ使わなくなっても、後で後悔しても、取返しはいくらでもつく金額です。

「失敗したら、失敗したでこの先同じような失敗を繰り返さないためのいい経験になるだろう。」と私は思っているので決定は本人に任せることにしました。

それでも、お正月に買ったばっかり、今はまだ一月。息子もさすがに早すぎるよな、と思っている様子でした。

子どもに決めさせるって言ったはずなのに…。

「ん~でも、まだ早いよな~、あ~どうしよう、もうちょっと後かなぁ。」とすぐに買わなさそうな雰囲気。

そう思って相づちのつもりでかけた一言がいけませんでした。

「そうやね、この間、買ったばっかりで、まだそんなに弾いてないもんね、もうちょっと後でもいいのとちがうかな。」

息子はイラッとして「オレが弾いてないと思ってるん!?ちゃんと弾いてるよ。!!」って返してきました。怒りモード発動です。

そうですよね、「お正月に買ったギターはまだ20日ほどしか弾いていない。それなのに次か…。」と思った私。

でも、息子からすると「20日間毎日弾いているギター」です。ちゃんと弾いているのに自分の努力を軽く見られた気分。悔しかったのだと思います。ずっと見ているわけでもないのに、少ししか弾いていないと決めつけて言ってはいけなかったなと後で思いました。

そして、息子、本当は「自分で買うって決めたならそうしたらいいと思うよ。」って言って欲しかったのでしょうね。

この場合「もうちょっと後かなぁ。」と言った時点で「あなたはどうしたいの?」と聞くべきだったかなと思っています。

「この程度なら反対することはないよ本人に決めさせよう。きっと大丈夫。」って思っているならね。

息子には息子の人生、私には私の人生、です。息子が決めるべきでしたね。やっちゃった…。

まだまだ修行が足りないようです。

その後少しブツブツ言っていた息子ですが、「お母さんが何て言っても、オレのやりたいようにやったらいいんやんな!!」と言い放っていました。ギターを買うためにバイトも始めるのだとか…。

さすが!!ギターと共に強くなった心は簡単に折れなくなったようだね!

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