息子の言葉「オレ、どこの高校に行ってもたぶん最後は通信制高校に行ったと思う。」

子どもの気持ち

今日はタイトル通りの投稿です。息子が言った一言「オレ、どこの全日制高校に行ってもたぶん通信制高校に転学していたと思う。」について思うことを書いてみようと思います。

その高校を勧めたのは私なんです。

息子が通っていた全日制高校を選ぶまでにいくつかの別の高校も考えていました。

一つは私立高校。たくさんのコースがあり、クラス数も多いマンモス校で、明るい印象の学校。(A校)

もう一つは迷った学校は公立高校で息子が通っていた高校よりも少し偏差値が低い学校でした。こちらは勢いがあって元気はつらつ!と言った感じの学校。(B校)

そして、息子が通っていた学校は距離的に少し離れた学校でおそらく同じ中学校から進学する子は少ないだろうと思われる学校。校風は真面目でおとなしい感じ。当時の息子の学力からするとやや高めの学校です。(C校)

それぞれ息子自身が見学に行ってきて、遠いけれど真面目な校風のC校かなぁ。と言う感じで受験勉強をがんばっていました。

それでも、学力的に不安で近い方のB校にしようかと迷っていた時期もありました。

そんな時に私は偏差値が高くて真面目なC校を推しました。

「がんばればきっと合格できるよ!」と期待丸出しで励ましたり、「いいよ、B校でも。自分で決めることが大事だからね。」と、無理した作り笑顔で答えたり。(きっと子どもはピンときますよね。)

素直で優しい息子は私の期待に応えて勉強をがんばってC校に合格、入学しました。

私のせいだよね、って自分を責めていました。

一年生のころは元気にC校に通っていた息子でしたが、二年生の終わりに人間関係がからまったことがきっかけで学校に行けなくなりました。

息子が学校に行けなくなった頃、私は原因探しに必死になっていました。

あんなことがあったからとか、こんなことを言われたからとか考えて、思ったのは「C校じゃなかったら、全日制高校を卒業できたはず。私があの時C校を推したのがいけなかったんだ。」ということ。

そしてそこから、罪悪感を抱えながらすごしていました。「私のせいだよね。ごめんね。」って自分を責めることもよくありました。けっこう長い間。

それでも、最近は通信制高校に転学したことも良かったと思っているので、強くごめんねって思うことはありませんでしたが、心のどこかには「お母さんが無理を言ってごめんね。」って気持ちがあったと思います。

どこの高校に行っても同じだったよにちょっと納得。

つい先日のこと。息子と買い物に出かけた時に迷っていたB校の前を通りました。

その時、息子は「あー、ここも迷ったよな~。でもな~オレ、ここはC校よりも合わなかったと思うわ。ちなみにA校もなんか違うと思う。結局最後は通信制高校に行っていたと思うわ。」とボソッとつぶやきました。

…結構衝撃的。あれだけ私は罪悪感を抱えながらすごしていたのに。

でも、なんか息子のいうこともわかります。

今考えると人間関係のからまりはきっかけでしかなかったと思います。とてもいい学校だったけれど全日制高校というものが、けっこう個性的な息子には合わなかった、ただそれだけ。それが一番大きな理由じゃないかなと思っています。

それなのに、何かを犯人にしたてあげたくて私が勝手に自分のせいにしてを責めて勝手に罪悪感を感じていたんですよね。

誰のせいでもなくて息子が自分に合った学校に変わったそれだけのことだったんです。

もしも、かつての私と同じように自分のせいにして自分を責めているお母さんがいたら、だいたいはこんなもんなんだと思いますよ。

自分を責めるのはやめて、ちゃんと自分に合った環境を選べたお子さんのこれからを楽しみに見守っていきませんか?

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