一緒に幸せになっていこう。

不登校に思うこと

お子さんが悲しい時、お子さんを支えたい時。「この子が幸せになれば…。」って思いますよね。確かにそうなんですけれど、それだけでは足りないのかもしれないな。って思いました。

そんなことを書いてみようと思います。

この子が笑顔になれば…そんな気持ち

お子さんが学校に行けない。お家から出られない。そんな時ってお子さんのことに一生懸命になりますよね。だって大好きで大切なお子さんですもの。

お子さんのためにできることなら何でもしたい。お子さんが元気になるのなら、自分のことなんてどうでもいいし。そんな気持ちになったことがあると思います。

実際、私もそうでした。「とにかく息子さえ元気になってくれたらいい。」「自分がしんどくってもいいし、なんでもするから。」そんな気持ちでした。

そんな時って本当に自分は幸せではなかったなぁ。って今、ふり返ってそう思います。

何も楽しみを感じなくなってしまった

当時の私はそんな風に「息子が元気になれば。」って言い聞かせて、自分の気持ちなんて放っておいて自分を大事にしていませんでした。

なんなら、息子以外のことで何か嬉しいことがあっても、「息子がこんなに悲しんでいる時に、私だけ喜んじゃいけない。」と勝手に思って嬉しい気持ちを封印したこともあったと思います。

そんなことを繰り返して、何が嬉しいのか、なにが楽しいのかもわからなくなっていたように思います。そして心の中で「この子さえなんとかなれば。」って思っていた。

でも、これってやっぱりどこかで無理をしているんですよね。だんだんとしんどくなってきてしまいました。

それでも顔では笑っているんですよね。

「大丈夫だよ。」「あなたが幸せなら、私はどうでもいいよ。」って。

そんなお母さんを見て

子どもってとても敏感ですよね。特に自分が大好きなお母さんのことには敏感。

そして、学校に行けないとか、外に行けないとかいうお子さんは心が優しいお子さんが多いし、家にいるから、いつもどこかでお母さんを感じていて、お母さんの様子にはよく気づくのではないかと思います。

「大丈夫って言ってるけど、お母さん、全然大丈夫じゃなさそう。」、「顔は笑っているけれど目は笑ってない。」って見抜いてしまいます。

そして、心のどこかで思ってしまう。「ごめんなさい。」って。

「お母さん笑ってて」は心の声

時間が心を癒してくれたり、お母さんが見守ることで心のエネルギーがだんだんと貯まってきたりして少しずつお子さんが元気になった時、もしもお母さんが元気がなかったらどうでしょうか?

いくら自分が元気になっても自分の隣でお母さんがつらそうな顔をしていたら?

子どもはみんなお母さんが大好き。お母さんには笑顔でいて欲しい。そう思っている。だから、元気な自分の隣でお母さんも笑っていて欲しい。

自分だけが元気でも何かが違うと感じるのだろうなと思います。自分が笑っている、お母さんも笑っている、家族が笑っている。みんなが笑っているそして心がますます安心する。

よく聞く言葉「お母さん、笑っていて。」は子どもの心の声。

みんなで幸せになっていこう。慌てなくていい。ゆっくりでいい。泣きながらでもいい。みんな一緒に幸せになっていこう。

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