嬉しかったできごとと残った奈良漬けの酒粕の行方。

こんな一日でした

昨日はとっても嬉しいことがあった一日。喜びとともにやってきた奈良漬け。その酒粕の行方とともに嬉しかったことを書いてみようと思います。

息子の今

このブログで何度かお話していますが、我が家の息子、少し心が揺れやすい状態です。

これまでは、「外に一人で出かけると心がザワザワする。」というので、息子が外出する時はいつも私が付き添っていました。

本人は「4月からは大丈夫!」と言っています。なぜなら、4月から息子は専門学校に進学します。「さすがに、専門学校までついて来て、とは言わないから。自分で行くから。」と言っています。

そう言うものの、今はまだ一人で出かけられない息子を見ていると「本当に大丈夫かな?いざとなったら、ついて行くしかないかな。」と腹をくくっておりました。

そして、「私もいろいろ忙しいのだけど、4月まではお出かけにお供する日が続くのか…。」と4月を遠い目で見ている毎日でした。

4月が待ち遠しい

息子の一言にびっくりするやら嬉しいやら

昨日も「4月はまだか」、「早くこいこい4月!」と心の中で4月を恋焦がれながらすごしていました。

そんなことを頭の隅で思いながらも朝から少しバタバタしているとあっという間にもうお昼。

お昼ご飯を済ませてホッと一息ついているといきなり息子が「今から京都に行こうかなぁ。」とつぶやく。私の心は「はぁ、今からか…、ついて行ったら晩ごはんの支度はバタバタするなぁ。」とドンヨリ。

でも、まぁ、外に出るのはいいこと!お付き合いしましょうか!と小さく自分を励ます。

「いいよ、じゃ、早く出よう。」と私。

その返事は「いや、いい。」・・・??どうして?

「今日は、オレ一人で行ってみるわ。」エェー!!びっくり!!

まさか4月になる前にこんな日がくるなんて!!

それでも近くのバス停まではついて来て欲しいというので、見送ってきました。歩きながら「もしかしたら、奈良までいくかもな…。」とボソっとつぶやく息子。

息子、奈良漬けとともに帰宅

息子が出かけてからはしばらくぶりのまとまった一人の時間。のんびりと温かいカプチーノをいただきながおひとりさま時間をかみしめるように過ごしました。

夕方、少し空が暗くなる頃息子が帰宅しました。手に奈良漬けの袋を持って「ただいまー!」と満面の笑み!

一人で出かけられたね!がんばったね!と、とっても嬉しくなりました。でも、一番嬉しいのはきっと息子でしょうね!

その日の晩ごはんの食卓には、もちろん瓜の奈良漬けが鎮座していました。私が作った他のどんなメニューよりも輝いて見えた奈良漬け!こんなにおいしかったかな。

奈良漬けに喜んだ舌とともに耳が喜んだのは息子の日帰り旅行記。どこで乗り換えてどんな電車に乗ったとか、おこずかいを奮発して特急電車に乗ったとか春日大社の鹿の話とか。

ほんの半日のお出かけだったのに、気持ちはずいぶん遠くまで行けるようになったんだね。立春大吉!息子の心にも雪解けが近づいてきたようだ!

残った酒粕の行方

晩ごはんを終えて気になっていたのは奈良漬けの酒粕。大量に余っている。

お恥ずかしながら、これまで残った酒粕はそのまま処分していました。が、愛着ある酒粕、愛しくさえ感じる酒粕。息子も同じ気持ちのよう。さっきからスマホをいじっている。

「お母さん、まさか酒粕捨てないよな。」とジロリ。う~ん、どうすればいいんだろう。

「今日行った奈良漬け屋さんのホームぺージに再利用できると書いてあるよ。また野菜をつけもいいし肉や魚につけて焼いてもいいらしい。明日、きゅうりを買ってきて。」

知りませんでした。奈良漬けの残った酒粕は使えるのですね!いままで処分してきた酒粕さん、ごめんなさい!これからはちゃんと再利用します!

そして、息子、調べてくれてありがとう!

というわけで、今日はきゅうりを買ってきてつけてみました。

しっかり酒粕をかぶせて、しばらく冷蔵庫で寝かせる。ゆっくり眠っておいしくなあれ!

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