お母さんも、もっと自分を許してみませんか?

お母さんのこと

子どもたちの心は「大丈夫」と「助けて」を行ったり来たりしながら安定していく。安定していくためにも行ったり来たりできることが大事ということを先日の記事【少しずつ少しずつ元気になっている息子の心、もうしばらくは行ったり来たりできることが必要なようです。】で書きましたが、この「行ったり来たり」はお子さんだけでなくお母さん自身にも必要なんじゃないかなと思います。

お母さんはがんばり屋さん

私の個人的な感想ですが、お子さんが学校に行けないとか外に行けないということで悩んでいらっしゃるお母さんには、とてもまじめでがんばり屋さんな方が多いように思います。

そんなお母さんは「私がしっかりしなきゃ。」って思って弱音を吐かなかったり、小さなことで動揺したらいけないって思うのではないかと思います。

でもね、子どもを育てるって、とても大変。その子がどんな状態であっても(学校に行っていても、お休みが続いていても)やっぱり人を育てるって大変なんです。

落ち込むこともあるし、イライラすることもある、泣きたくなることだってありますよね。そんなときでも「人に迷惑をかけたらいけないから自分が不安がっている場合ではない」、「子どもに心配をかけてはいけないから不安な顔を見せてはいけない。」って我慢していませんか?

「お母さんって子どものためにも真っすぐズンズン進んで行くもの」ってどこかで思い込んでいませんか?

思い通りに行く時もいかない時もあって当たり前

どんなこともなんですが、いいことしか起こらない、なんてことはありませんよね。

嬉しいことがあって、「このままドンドン良くなっていけば大丈夫!」って思ってもまたうまくいかないことが起きてしまう。

現実ってそんなことが当たり前のように起こりますよね。そんなものです。(そんなことを繰り返しながらいろんな気持ちを経験していくものだと思います。)

お子さんが不安定な時ならなおさら。同じことをしていても、この間は大丈夫だったのに、今日はダメなんてことも普通に起こります。これはあなたのお子さんだけではないですよ(^^)

そんな時はそれに合わせてお母さんの心が揺れることも当たり前のことなんですよ。揺れて当たり前。それを「こんなことで不安になって私ってダメだなぁ。」って思わないで欲しいんです。

不安な自分を許してあげる

今、不安な気持ちだってわかるから自分を落ち着かせようって思うし、誰かに相談しようって思えるんです。

「大丈夫、不安がったらダメだよ。」って自分に厳しくしてしまったら、気持ちがひとりぼっちになってしまう。助けが必要な時に誰かに助けを求めないと心がポキッと折れてしまう。

だから、まずは自分が不安になることを許してあげて欲しいのです。「怖いよね。」「悲しいよね。」「心配になるよね。」って不安な自分を優しく許してあげてください。そして、それでも不安なら誰かに頼ればいい。

そして、自分の力でだったり、誰かの力を借りたりして心が元気になったらまた遠慮なく思いっきり笑えばいい。笑ってズンズン進めばいい。

起こるできごとが行ったり来たりならお母さんの気持ちも同じように行ったり来たりがいいのですよ。

そうやって行ったり来たりしながらだんだん心が安定してくる。それができるのが大事なんです。

時には揺れてしまえばいいんじゃないですか?お子さんと一緒に。

自分を優しく許せたならお子さんを優しく許せていくんじゃないかな。不安な時は揺れていい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました