自分を責めないでくださいね。あなたにはの中にはちゃんと大事なものがありますから。

お母さんのこと

自分の子どもが学校に行けなかったり、外に出られなかったり。そんなことが続くとどうしても自分を責めてしまいますよね。「私が悪かったのかも。」、「私、大事なことができていなかったのかも。」って。

そんな時にちょっと思い出して欲しいことがあるので書いてみようと思います。

「原因は私。」と思う方多いように感じます。

お子さんが外に出られない時、辛そうな顔をしているのを見るのはお母さんも辛いですよね。「なんとかしてあげたい。」って心の底から思いますよね。

そして、これからどうしたらいいのかを考えるために、「なぜこうなったのか。」という原因を探し始める。

原因を突き止めて、それを解消したらきっと今の状況も変わってくるに違いない、って信じて。

私が印象なんですが、不登校だったり外へ行けなかったりするお母さんって、優しくてまじめな方が多いような気がします。

目の前の問題の原因探しをして、いろいろなことを頭の中に巡らせるのですが、いくつか思い当たる原因らしきものの中から「これ」と引っ張ってくるのは「自分」ということが多いように思います。

できなかったこと探し

そして、自分を責め始める。「私、大切なことができなかった。」、「私、何もできなかった。」と。

私もそうでした。息子が不登校になった時、始めは息子の性格が原因かなと思い、次にそんな性格になるよに接してきた自分が悪いのだと思い、自分を責める毎日でした。

「私が甘やかせすぎたから?」、「私が厳しすぎたから?」、「愛情不足?」、「私、何にもできていないじゃない。」、「母親失格」。

そんなことをグルグルグルグルと、ずっとずっと考えていました。

「私のせい、私のせい、私のせい。」って泣いて苦しんで。時にはこんな母親はいなくなってしまえばいいんじゃないかと思うこともありました。

苦しいですよね、悲しいですよね。大事なわが子を自分が悲しませているって思うと。

でもね、もう悲しまないで。もう自分を責めないで。

お子さんはお母さんが悲しんでいる姿を見るとつらくなります。「お母さんが悲しいのは自分のせい?」って。「泣くなよ!」とか「うるさい!」って言って怒っているようでも心の中では悲しんでいるのです。「お母さんもう、悲しまないで、そんな姿見たくないよ。」って。

できなかったこともあるかもしれない、でも。

ちょっとキツイように聞こえるかもしれませんが、確かに、方向性が間違っていたこともあるかもしれない。足りなかったことがあるかもしれない、できなかったこともあるかもしれない。

それでも、できていたこともあるんですよ。ちゃんとそこを認めてあげてくださいね。ご自分のために。お子さんのために。

ちゃんと毎日ご飯を作ってあげていたでしょう?お弁当を作る時間を作るために早起きしたじゃないですか。「あ~、もうイヤだ、作るのめんどくさい。」って時々文句を言いながら、それでも作ったじゃないですか。手抜きをしながらでもやったじゃありませんか。

もしかしたら「私は仕事が忙しくて、出来合いのものばっかりだった。」という方もいるかもしれません、でも、その出来合いのものを買うために毎日一生懸命お仕事されたのではないですか?

お子さんのために。

形はどうあれ、そこには愛があると私は思います。愛があるからお子さんは大きくなったし、今ここにいる。

ちゃんと愛があるんですよ。だから大丈夫。「がんばったね。」って自分にも伝えてあげてください。

愛があるからお子さんはきっと元気になっていけると思います。

もしかしたら少し時間が必要かもしれない。それでも大丈夫。あなたが育てがお子さんだもの。

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