受け容れるコツはやさしくあきらめる

お母さんのこと

子どもの選択ってなかなかすぐに受け容れられない。あぶなかっしいし、思い付きで決めてるみたいだし。イライラモヤモヤ。

でも、受け容れるコツもありますよ。

それは後藤誠子さんの言葉「やさしくあきらめる」です。

息子の選択を受け容れられない

我が家の息子が転学することを決めた時、「元の全日制高校に戻って欲しい。なんで通信高校にかわらないといけないんだろう?」と私はなかなか受け容れることができませんでした。

息子の選択を受け容れられなかったのは転学の時だけではありません。高校からの進学先を大学でなく専門学校に決めた時もそう。

「将来は大学の卒業資格がある方がいいよね、がんばれば大学に行けるのに、なんで専門学校を選ぶの??」と思ってイライラ。

そして「息子は将来のことを考えていない。もうちょっと真剣に考えたらいいのにな。」とモヤモヤ。

息子の選択をすんなりと受け容れることができなかったんですよね。

別に息子がイヤで受け容れられなかったわけではなくて「全日制や大学のほうが将来が安定している。」と私の視点で物を見て、それが正解と思い込んでいたんです。(これって完全に思い込みですよね。)

でも、息子に私がいいと思う進路を押し付けるのは良くないっていうことも頭ではわかっていたので「それはダメ。」って言えないし、でもイライラする。だからイヤミっぽい言葉を使ったこともありましたし「いいよ!!自分で決めたんやろ!!いいやん、それで!!」ってきつい口調で言ったこともありました。

ちょっと先を進んでいるお母さん達はなんで受け容れられるの?

息子の転学の時、本当に心が悲しくて、苦しくて「ちょっとでもいい情報はないかな。」と、ネットで検索しました。そこでヒットした、たくさんの先輩お母さんたちの不登校や通信制高校のブログを一日中ずっと暗い部屋の中で読んでいたこともあったなぁ。なつかしいです。

先輩お母さん達のブログを読んでいても最初のうちは「なんか違う。」、「私、この人みたいにできないよ。」、「この人達は特別なのかな。」「すごい人たちだな。どうやって受け容れたんだろう。」って思うことが多かったです。

だって、ちゃんと子どもの決めたことを受け容れているんですもの。

それに比べて受け容れられない私。「私にはずっとできないことなんだろうな。きっと私は違うんだ。」って思っていました。

受け容れるコツは…。

でもね、今の私は自分で言うのもなんですが、けっこういろんなことを受け容れられうようになっています。

どうやって受け入れられたかというと「あきらめたから。」です。

それなりに長い時間イライラモヤモヤするのですがしばらくすると「もうしかたないよね。」ってなるんです。時間が解決してくれるというか…。

やっぱり息子の人生は息子のもで、人生を決める選択も息子がするものなんですよね。当たり前ですけれど。

例えそれが危なっかしく感じても、私から見てベストと思えない選択であっても息子自身がそうしたいと思ったらあきらめるしかないんですよ。

そのあきらめはガックリではなく「あー、まあええかぁ。」と言う感じであきらめてスッキリするというか、清々しく感じるというかそんな感じです。思い込みをギュッと握りしめている手をふんわりとほどいていく感じ。やわらかく開いた手の上には穏やかで温かいものがやってくるような気がします。

先日、そんな状態を的確にあらわしてくれる言葉に出会いました。

笑いのたねプロジェクト代表の後藤誠子さんの「やさしくあきらめる」という言葉。

出会った瞬間にじんわりきて「あ~、それそれ、わかるな~。」って思いました。

もしも、今、なかなかお子さんの選択を受け容れることができていないお母さん。「どうしてだろう?」って心配しないでくださいね。きっとやさしくあきらめていけるようになると思いますよ。

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